クレジットヒストリーとは
信用情報機関には過去2年間のクレジットカードの使用履歴が記録されています。
この履歴をその人のクレジットヒストリーといい、新しいカードやローンを申し込んだときの審査の材料になります。
信用情報機関に記録される買い物やキャッシングの返済履歴
クレジットヒストリーとは、カードで買い物やキャッシングして支払ったり返済したりした履歴のことです。
カード会社は自社でこの履歴を保存しているだけでなく、信用情報機関に報告します。
新しいカード契約やローン契約を申し込むと、カード会社では信用情報機関に問い合わせて、申込者のクレジットヒストリーを調べて審査の判断材料にします。
信用情報機関にはカードを利用している個人の
- 過去2年間の返済記録
- 過去5年間の滞納などの事故記録(業界用語で「移動記録」といいます)
- 過去半年間の契約申し込み記録
が記録されています。
いわゆるブラックリストにのるというのは、このクレジットヒストリーに事故記録があることです。
ブラックリストにのると5年間新しいカードが作れなくなるのは、5年分の記録が残されているからです。
ブラックだけでなく履歴が空白のホワイトも信用度はマイナス評価
このクレジットヒストリーにまったく履歴がない人をカード業界では「ホワイト」と呼んでいます。
これはブラックの反対で良いことのようにも思えますが、実はホワイトもカードを申し込むと断られる確率が高いのです。
それは、カード会社がその人の信用度を計る目安がないことと、ブラックリストにのった記録が消されるのを待っていた人かもしれないと疑うからです。
とくに30代以上の「中高年ホワイト」は申し込んでも断られる可能性がたいへん高くなります。
年齢が高くなるほどホワイトはカードを作るのが難しくなるので、早いうちに1枚カードをつくり、それで電話代や電気代などを支払うなどしてクレジットヒストリー作りをしておく必要があります。
下手な鉄砲も数うてば当たるしきに何社にも申し込むと「過去半年間の契約申し込み記録」というマイナスの履歴だけが残ることになり、よけいに審査が通りにくくなります。
ホワイトの人がクレジットヒストリーを作るには、家電販売店や携帯電話ショップでクレジットカードを使わない月賦支払の契約をするという方法があります。
これも信用情報のひとつでクレジットヒストリーにのるので、きちんとそれを支払っていけばカードの審査にも通る可能性が高くなります。
次はこちらへ!
クレジットカードの総量規制