ケータイ料金の滞納でブラックリストに?
携帯電話やスマホの端末料金を分割払いにし、通話料金といっしょに払っている人は要注意です。
支払いを滞納するとブラックリストにのって、5年間カード契約やローン契約ができなくなります。
ケータイ端末の分割払いもクレジット契約です
大学を卒業した若者が、社会人になったのだからクレジットカードを持とうと思って申し込んでも、審査で落とされるケースが最近増えています。
審査が通らない理由は教えてもらえないので、そんなはずはないと思っていろいろな会社に申し込んだりすると、なおさら審査は通りにくくなります。
初めて申し込むカードで審査が通らない若者の多くは、学生時代に何回かケータイ料金の滞納をしている人です。
滞納をすると一時通話はストップしますが、料金を払うとまた通話できるようになります。
それで済んだつもりになっていると、知らない間に信用情報会社のブラックリストにのってしまうことがあります。
それは携帯電話やスマホの端末料金を通話料金といっしょに分割で支払っている場合です。
端末機器の高額なスマホがブームになって、こういう分割払いがたいへん増えました。
そして、電話料金といっしょに払うので端末代金を分割で払っていることを忘れてしまう人が多いのです。
とくに各電話会社は競争で、端末の分割払いをしている期間は通話料金を割り引く「端末代金実質0円」というようなサービスしているので、よけい忘れてしまいやすくなります。
5年間カードが作れずカーローンも組めなくなります
しかし携帯電話やスマホの分割払いもクレジット契約なので、3回以上滞納すると信用情報会社の「移動記録」(いわゆるブラックリスト)にのり、以後5年間クレジットカードの契約や、カーローン、住宅ローンなどが組めなくなります。
住宅ローンを組むのはまだ早いとしても、社会人にとって5年間カードが作れなかったりカーローンが組めなかったりするのは、社会生活に大きな影響が出ることも考えられます。
ケータイ端末の滞納がブラックリストにのるようになったのは、2010年12月の割賦販売法改正からです。
その月に滞納記録にのった人は約90万人でしたが、2012年5月の1カ月間では約170万人と急増しています。
端末の分割払いをしている間は、ケータイの料金くらいと安易に考えないできちんと支払う必要があります。
こちらも参照!
ブラックリストとは