住宅ローンとは

一般の人がお金を借りるという場合に、日本では最も一般的なものが住宅ローンかもしれません。

住宅ローンは、「ローンの種類」で取り上げた目的別ローンの代表格と言えます。

家を建てる場合、あるいは戸建住宅やマンションを買う場合に、住宅ローンを利用して資金を調達することができます。

逆に、家を建てたり買ったりする場合、数千万単位でお金がかかるので、通常は現金一括で家を建てるということはありません。住宅ローンを必ず利用して、家を取得することになります。

一般的に、住宅ローンは都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫など、ほとんどの金融機関で取り扱っていますので、個人の事情に合わせて選ぶことができます。

住宅ローンは、カードローンやキャッシングと違い、「住宅」ローンという使途を限定されたローンですので、住宅の取得以外の目的で利用することはできません。

具体的には、一般に下記の用途に限定されます。

• 自分が住む目的で住宅を購入・建築する場合
• 自分が住む目的で住宅の増改築をする場合
• 住宅ローンを借り換える場合
• 住宅取得に伴う諸費用（金融機関によって対象外の場合あり）

住宅ローンの審査のポイント

住宅ローンの特性としては、住宅取得のための資金ですので、金額が大きく、期間が長いということになります。

数千万円という金額の借入を、最長で35年という長期にわたって返済していくことになるため、審査にあたっては申込者の返済能力が重視されます。

具体的には、職業や年収、勤務先、勤続年数などが重要なポイントになります。

また、会社員の場合は、返済を長期にわたって続けるという意味で、雇用の安定性というのがポイントとなるため、正社員でないと審査に通るのが難しいケースが多いです。

ただ、契約社員や派遣社員でも、住宅ローンの借り入れが可能なケースもあるため、詳しくは金融機関に問い合わせてみてください。

また、自営業や会社経営者の場合は、事業の経営状態を詳細に見ての判断となります。

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