「サラ金」時代とどう変わったか
今の消費者金融は、以前は一般的に、サラリーマンを対象にしていたことから、「サラ金」と呼ばれていました。
さらには、「サラ金」と呼ばれるようになるよりも前から、金融機関による無担保での融資は戦前から存在していました。
ただ、市場として大きくなったのは、一因として、高度経済成長期にクレジットカードやカードローンといったシステムが進歩したためです。
「サラ金」時代の悪いイメージ
バブルが崩壊した後には、生活費などの借り入れのために利用する人が増えたことから、景気は悪くなっているものの非常に成長率の高い業界でした。
しかし、その分、過剰な融資や高金利、苛酷な取り立てなどが社会問題となったのはこのころです。
多重債務を負って返済に苦労する家庭がセンセーショナルに報道されるなどし、「サラ金」の業界は非常にダーティなイメージを背負うことになりました。
業界の方向転換
しかし、2006年に貸金業法が改正されたことで、業界としても「消費者にやさしい」業界を目指すことになりました。
一方で、貸金業法の規制に対応できない、あるいはその意思がない悪質な業者は「ヤミ金」として地下に潜ることになります。
消費者金融では、業界内の競争も激しく、また、銀行など他の金融機関とも顧客の奪い合いになっているため、利用者へのサービスに力を入れざるを得ません。
結果として金利が低めになっただけではなく、「Webのみで申し込みが完結する」「初めての利用者は30日間金利が無料」「5万円までの借り入れであれば金利は無料」といったサービスを行っています。
高額な借り入れではなく、数十万円程度の借り入れであれば、非常に便利に使えるサービスとなってきています。
申込み方法も進化しています
その中でも「Web完結」は消費者金融の特徴である「借り入れが非常に気軽で簡単である」といったところをさらに伸ばしたサービスです。
申込みの際、スマートフォンやパソコンなどのインターネット環境さえあれば、身分証明書や収入証明書などの提出書類も、カメラで撮影した画像データを添付するだけで済みます。
店舗などに向かう必要もなく、指定した口座に振り込みを行うこともできます。
また、キャッシングに必要なカードは無人契約機で発行することができるのですが、このカードの申込みまでをインターネット上で済ませることで、すぐに無人契約機でカードを発行することもできます。
このカードを使えばコンビニなどで借り入れを利用することもできるため、カードを作っておくだけでも非常に便利です。
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