ヤミ金は誰が利用しているのか

ヤミ金は誰が利用しているのか

貸金業者の総量規制がスタートしてからまたヤミ金に手を出す人が増えていると言われます。

 

とくに消費者金融から借りられなくなった収入のない主婦、短期の資金繰りで現金が必要な零細企業主などの間でヤミ金の利用者が増えていると見られます。

 

総量規制で消費者金融から借りられなくなった

 

利子制限法の範囲で貸している消費者金融やクレジットカード会社から借り入れできる人がヤミ金を利用することはありません。

 

だから、ヤミ金を利用しているのは正規の貸金業者から借りられなくなって、苦しまぎれに危ないと知りながら手を染めている人たちだと思うのがふつうです。

 

しかし実際にヤミ金に手を出した人たちの中には、甘い言葉につられてよく考えずに利用してしまい、後になってそのこわさを身にしみて味わったという人が多くいます。

 

中には正規の業者から借りることもできたのにヤミ金に手を出してしまったという人さえいます。

 

年収の3分の1までしか貸し付けてはいけないという、いわゆる総量規制が2010年から完全施行されるようになって、それまで消費者金融から借りていた人の貸付枠が縮小しました。

 

そういう人たちの中には、それまで手を出さなかったヤミ金を利用するようになった人もかなりいると推測されます。

 

零細企業の経営者と主婦のヤミ金利用が増加

 

そのひとつが個人事業主や零細企業の経営者です。彼らが10日くらいの短期の資金繰りのためにヤミ金を利用するというケースはめずらしくありません。

 

事業の取引が予定通りに運べはそれほど問題はありませんが、いったん事故がおきるとヤミ金の法外な利息が重くのしかかることになります。

 

個人の収入がない主婦も総量規制によって正規の貸金業者から借り入れがむずかしくなりました。

 

そのなかにはヤミ金のこわさを知らずに手を出してしまった人もいます。

 

ヤミ金の被害が社会問題になった2002年の全国貸金業連合会調査ではヤミ金被害者数は50万〜100万人と推計されていました。

 

その後ヤミ金対策法ができて一時被害は減りましたが、総量規制ができた2010年以降はまた被害が増えていると言われています。

 

最近は、零細企業の経営者を救済するために総量規制の見直しが必要だという議論もでています。

 

それはともかく、ヤミ金に手を出すとさらに苦しくなるのは目に見えているので、多重債務に悩んでいる人はヤミ金を利用する前に国民生活センターの相談窓口に相談してみるのが得策です。

 

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