事業者ローンとは

事業者ローンというのは、さまざまなローンの中で、特に銀行やノンバンクが設定している、事業者向けの融資商品のことです。

主な対象は、個人事業主と、中小企業になります。

事業者ローンというのは総称ですので、この中にはいろいろな商品が含まれます。

事業者ローンの分類

金融機関によって分類すると、銀行系とノンバンク系で分けることができます。一般に銀行系のほうが金利や融資期間等の条件はよいのですが、審査が厳しいため、事業内容や決算状況などによっては借入が難しい場合も多いです。

そのような場合はノンバンク系からの借入を検討することになります。

また、融資にあたって担保が必要かどうかで分類することもできます。最近では、無担保での借入が可能なローンも多くあります。

従来、日本の金融機関は「担保主義」と言われ、担保のない貸出しには消極的でした。そのため、担保に提供できるような不動産等の資産を持たない事業の場合、一定額を超える融資は難しいという現状がありました。

でも、最近では、担保を取らずに融資するという形も取られるようになってきています。

ただし、無担保のローンの場合は、やはり融資金額は比較的少なくなる傾向がありますし、融資期間も一般的に短くなりますので、その兼ね合いで選択することになります。

利用にあたっての注意点、その他

銀行系の事業者ローンの場合は、審査にかなりの日数がかかるケースがありますので、資金が必要なタイミングに合わせて十分前もって申込みをすることをお勧めします。

また、事業用ローンということでは、政府系金融機関も選択肢に入れることができます。具体的には、日本政策金融公庫が、中小事業者向けの貸出しを積極的に行なっています。

銀行などでは、事業の業績を審査するために、3期分の決算書が揃っていないと融資が難しいということも多く、開業間もない時期の融資は事実上難しい場合が多いのが事実です。

でも、日本政策金融公庫の場合は、開業前や開業間もない時期の融資にも積極的に応じてくれるので、そのようなケースでは、選択肢に入れるとよいでしょう。

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