質屋を利用する

質屋を利用する

消費者金融が台頭してきた1970年代以降、「質屋でお金を借りる」という行為はあまり一般的ではなくなりました。

 

しかし、未だに数少ない「担保付ローン」の形として残っています。

 

質屋でもお金を借りることができるのですが、その形態は銀行や消費者金融とは大きく異なります。

 

質屋のシステム

 

まず、なんらかの「担保」が必要となってきます。

 

担保に使えるものは非常に多岐に渡っており、時計や宝石、バッグなどのアクセサリー類から、金やプラチナなど貴金属類、車や電化製品、楽器や高級文房具類も使える場所があります。

 

このような担保を預けることで、いくらかの金額を融資してもらえます。

 

基本的には3か月の期限のうちに、融資された金額と利息を持っていけば、担保の品を返してもらえます。

 

質流れとは

 

もし返済できなかった場合ですが、その場合には預けた品物の所有権が融資を受けた債務者から質屋へと移動します。

 

これを俗に「質流れ」と呼び、質流れとなった場合にはそこでその融資に対する利用者の責任は消失します。

 

借りたことになっていたお金はそのまま利用者のものとなりますし、利息を払う必要もありません。

 

質屋は返済の催促などを行うことも一切ないので、お金を借りたことが誰かにばれたりする心配も全くありません。

 

質屋のデメリット

 

質屋のデメリットとしてはいくつか挙げられますが、まず金利が高めに設定されています。

 

貸金業法の対象外となるため、年率では100%を超える金利を課すこともできます。

 

実際には毎月1〜3%程度の金利を課すのが一般的のようですが、それでも消費者金融を超える金利です。

 

しかし、基本的に3か月という短い期間での借り入れであることや、もし返済が不可能であっても「質流れ」となるだけで生活を脅かすようなことにはならないという質屋独特のシステムによりこの金利のままになっています。

 

また、もし最初から「質流れ」になってしまってよいことを考えているのならば、その品物を売り払ってしまった方が高い金額を提示されることが一般的です。

 

質屋には消費者金融や銀行にないメリットもデメリットもあるため、利用の際には自分に合っているかどうかよく考えておきましょう。

 

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