ヤミ金の見分け方
ヤミ金は違法な高利で貸し付け強引な取りたてをする違法な貸金業者です。
ヤミ金は正規の貸金業者から借りられない人をターゲットに、無審査や低金利などの甘い言葉で誘いをかけます。
「絶対に断りません」はヤミ金の決まり文句
ヤミ金とか闇金融とよばれるのは貸金業登録をしていない貸金業者です。
しかし、登録をしていても利子制限法できめられた以上の利子で貸し付ける業者はヤミ金です。
ヤミ金は利子が高いだけでなく取り立ても強引で暴力的なので、けっして手を出してはいけません。
ヤミ金とふつうの貸金業者を見分けるには、まずヤミ金特有の広告のパターンを知っておくことです。
ヤミ金のターゲットはふつうの消費者金融やカード会社からお金を借りることができない人です。
ですから、「絶対に断りません」とか「ブラックリストにのっている人歓迎」、「審査不要」などのキャッチフレーズで、困っている人に「私でも借りられるかもしれない」と希望を与える広告をうちます。
「年利1%」などの異常に低い金利をうたうのもヤミ金の広告の1つのパターンです。
また、貸金業法で広告には以下の項目をかならず掲載するように定められています。
- 貸金業登録番号
- 電話番号(携帯電話の番号は不可)
- 金利
- 返済方法、返済期間、返済回数
このうちひとつでも明記されていないものがあればヤミ金と考えて間違いありません。
紹介屋、整理屋、カードの現金化もヤミ金の一種
こういうヤミ金を訪れたり、電話したりすると「うちではお貸しできないので、貸せる会社を紹介します」といって法外な紹介料を取るのが「紹介屋」というヤミ金の手口です。
紹介する業者とお金を貸す業者はグルになっているケースが多いのですが、まったく関係のない業者の名前だけを教えるという手口もあります。
つまり紹介がなくても借りられたのに紹介料を払わせるのです。
インターネットでよく見かける「クレジットカードの現金化」というのもヤミ金の一種といえます。
これはクレジットカードのキャッシング枠は使い切っているがショッピング枠は残っているという人がターゲットになります。
実際には価値のない商品を高額で購入させて、カードで決済し、その金額の90%から80%をキャッシュバックするという手口です。
ですが、約束した額のキャッシュバックがある保障はありませんし、カード会社にはリボ払いなどで返済を続けなければならないので、結局非常な高利でお金を借りたことになります。
さらには、借金の一本化は多重債務の苦しみを軽減する有効な手段ですが、それがすぐ簡単にできるように甘い言葉だけを並べている業者は、手数料だけをとってほとんど何もしてくれない「整理屋」と呼ばれる悪質業者の場合が多いので注意が必要です。
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こんな目的でキャッシングを利用するのはNG!