その他の返済方式
キャッシングやカードローンのほかにも、借入をする際にはさまざまな返済方法が適用されることがあります(「返済方式の違い」も参照)。自動的に決められている場合と、自分で選択が可能な場合があります。
借入をする際には、どんな返済方式で返済をする必要があるのか、必ず確認するようにしましょう。
アドオン返済
アドオン返済とは、返済終了まで、最初の借入額を元本とみなして、金利を計算する方式です。車やバイクのローンの分割払いなどに見られます。
通常の返済方式では、月々の借入残高に対して金利がかかってくるため、返済が進んで残高が減るのに応じて金利の支払額が減っていきますが、アドオン方式では最初の借入金額で支払金利が決められてしまうため、残高が減っても金利の支払いは減りません。
アドオン返済では、表示される利率よりも実際に支払う金利が高くなるという問題があるため、現在ではアドオン金利での表示は禁止されており、実質年率を表示しなければなりません。
一部繰り上げ返済
主に住宅ローンなどで利用できる方法です。
毎月決められた返済額に加えて借入の一部を返済することです。繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。期間短縮型の場合、繰り上げ返済する額に応じて返済期間を短縮することができます。
返済額軽減型の場合は、返済期間はそのままで、月々の返済額を減らすことができます。
一部繰り上げ返済には、返済期間全体を通じた金利の支払額を減らす効果があります。
一部増額返済
上記の一部繰り上げ返済と同義で用いられることのある方式です。金融機関によっては違う意味で使われる場合もあるので注意が必要です。
資金の余裕があるときなどに、月々の決められた返済額よりも多く支払うことができる返済方式です。
早い段階で多めに返済をしてしまうことで、最終的に支払う金利を減らすことができるのがメリットです。ただ、手数料がかかるケースがあるため注意が必要です。
一括返済
残りの返済期間と関係なく、借入の残高を一括で返済してしまうことです。
金利の高い少額の借入をしている場合などは、資金の余裕ができたときに一括返済をすれば、支払う金利を減らすことができるので、お勧めです。
こちらも参照!
返済方式の違い