金利の扱いの違い

金利の扱いの違い

単利と複利

 

金利の計算方法には、単利と複利という2つがあります。

 

単利とは、一定の元本に対して利子を決める方式です。キャッシングやカードローンを含むローンの場合、ほとんどはこの計算方法になります。

 

一方、複利とは、元本に利息を加えて、次回の利息が決まる方式です。

 

この違いを具体的に見てみましょう。

 

たとえば、10万円を年利12%(月利1%)で借りた場合を考えます。

 

単利の場合の利息額

1ヶ月後:10万円×1%=1,000円
2ヶ月後:10万円×1%=1,000円
3ヶ月後:10万円×1%=1,000円

 

このように、月々の利息額は変わらず、3ヶ月間の合計は3,000円となります。

 

複利の場合の利息額

1ヶ月後:10万円×1%=1,000円
2ヶ月後:10万1,000円×1%=1,010円
3ヶ月後:10万2,010円×1%=1,020.1円

 

このように、毎月利息額が増え、合計で3,030.1円となります。

 

複利のほうが利息額は増えることがわかります。これくらいの金利と期間であればそれほど違いがありませんが、期間が長くなるにつれ、複利は利息額がどんどん膨らんでいきます。

 

通常、キャッシングやカードローンでは単利計算になります。

 

逆に、お金を預ける場合(定期預金の積み立てなどの場合)に、複利計算が適用されます。その場合、元本に利息を加えた額に、また利息が付くという形になります。

 

ですので、結論として、お金を借りる場合は単利がよく、預金などの場合は、複利のほうがお得ということになります。

 

年利・月利・日歩

 

金利を表示する場合、3種類の方法があります。年利月利、そして日歩です。

 

年利は、元金に対する1年間の利息の割合であるのに対し、月利は、元金に対する1ヶ月の利息の割合です。両方とも、単位は%です。

 

また、日歩(ひぶ)とは、1日あたりの利息ですが、通常は%表示をしません。元金100円に対する1日あたりの利息額で表示します。

 

たとえば、「日銭2銭」という場合、「100円につき1日2銭の金利」という意味になります。これを%で表すと0.02%です。

 

年利、月利、日歩の関係を数式で表すと、

 

年利(%)=月利(%)×12=日歩(銭)×365/100

 

となります。

 

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